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奥美濃 梅雨のさなか奥美濃へ
                                                             6月10日〜11日
10日 曇り 籾糠山
名古屋に近づくにつれ雨が降ってきた。SAで天気予報を見ると北陸から東海にかけすごい雲の帯が流れていて、福井、三重、名古屋あたりまで大雨警報が出ていてまさにその中を走っているではないか。しだいに雨あしも強くなる。ア〜ァ今日は山はだめか〜温泉ざんまいか〜でもまだ朝の7時だいゆっくり休憩をいっぱい取りながらドライブ・・・だが大日岳が見えるあたりから雨が止んでくる。

インターを降りるとなんと曇り空。地面も乾いていて雨の降った形跡が無い。天生峠に車を止めまずは腹ごしらえ。いったんは諦めていたので嬉しい

行きは谷道を行く。天生湿地帯の側を歩く為足元はぬかるんでいるが、お花畑に突入!!リュウキンカや水芭蕉、座禅草も残っている。ニリンソウ畑には珍しく白い花びらが緑色をしている。ムシカリ(オオカメノキ)の白と、この土地特有のムラサキヤシオの紅色のコントラストが非常に美しい。

次第に私が長年追い求めていた純白のサンカヨウ、ツバメオモトの群生している畑が現れる。その可憐さと量に感激!!
新緑の中に岳樺の白さが目にやさしい。

頂上に着くとガスが出だす。周りの風景が見え隠れを繰り返し幻想的。雨がパラパラしてきたので出発。気温も低く、虫も少ない。今年は季節が遅い。

下山は尾根道をいくが、ぶな林のトンネルの中、幻想的な世界が広がる。
こちらも木平湿地があり、湿原中には小丘が点在し幻想的な湿原景観を保っている。下りは急坂で滑りそうになるが、あまり長くなくて助かった。

ここの峠は非難小屋があり、ここでの宿泊も可能だが明日の行動の事を考えて、白山スーパー林道のゲートの前まで移動。職員さんに聞くと駐車場でテントを張ってもいいそうだ。トイレも自動点灯、お水も有り、さあ宴会。車移動なので車の持ち主さんがりっぱな8人用テントを用意してくれて、快適な一夜を過ごす。



木平湿地

イワナシ



テン場より野谷壮司山のルートが見える



高速より大日岳を望む



可憐なサンカヨウ





入り口の大桂



キヌガサソウ


さあ 大滝を望みながら温泉へ go〜 
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11日 晴れ・ガス  野谷壮司山
7
時にゲートが開くのを待ってウロウロと写真撮影。今日通るであろう尾根がくっきり見えている。ニッコウキスゲやウツギも色鮮やかで、大きな花をいっぱいつけている。パトロールの車は頻繁に通るが、一般者も早く入れてー!!

スーパー林道には所々除雪の後の塊が残っている。朝も早く空気も済んでいて壮観な景色が嬉しい。

トンネル手前の駐車場に車を止め、登山口より登り始める。ここはコブシが満開。雪深いので、低木で手の届くあたりに咲いている。イワカガミ、イワナシのピンクが濃く鮮やか。黄色いスミレも群生している。

三方岩に登る木々の間から白山がくっきりと姿を見せている。この時が撮影のチャンスだった。尾根に上がると見えるだろうと思っていたらガスが出だした。最後まですっきりとした全容は拝めなかった。

三方岩からは木の根が張っていて下りはずごく歩きづらい。
その後は飛騨側はすぱっと切れ落ちていて、ガレている。
ここらあたりが駐車場からみえた尾根だと思う。他のルートから合流あたりからは倒木あり立ち枯れがありで、まさに大峰山脈を思わせる。

途中ガスの晴れ間から、昨日通ったダムが見える。このままいくと白山まで縦走可能。いつかは行ってみたい。

野谷壮司山のピークは以外と近い。帰りには朝蕾んでいたコブシが大きく咲き乱れ所々シャクナゲが可憐。ムラサキヤシオはこちらの方が高く、昨日のよりも綺麗かな?

またこの時期に来てみたいな〜サンカヨウとツバメオモトに会いに
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