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朝日連峰縦走  泡滝ダム-以東岳-寒江山-竜門山-西朝日岳-大朝日岳-小朝日岳-鳥原山-朝日鉱泉

2011年8月08(夜)−13(朝)車中2泊・山中3泊4日単独ハイク今年67-70日目の山

 Part2 

11日竜門小屋-西朝日岳-中岳-朝日小屋
 

12日朝日岳-小朝日岳-鳥原山-朝日鉱泉
   
山へ入る前から11日は天気が崩れると予報では出ていたが、まさか

10日の夕方より雨が振り始めるとは予想外であった。もう少しもって

くれと、願いながら休んだが、甘かった。早朝より凄い風だが取りあえ

ず4時には起きてコーヒーとマグカップヌードルの朝食を済ませる。

管理人さんはこれくらいの風なら、大丈夫、吹き飛ばされないと言う

停滞して12日は朝日鉱泉に泊まり、13の朝一番の新幹線で帰れば、仕事に間に合う。だがバスチケットを無駄にする事になる。それに明日天気にな

る保障はない。5人組は出発を遅らせ、朝日小屋から古寺鉱泉に泊まり、ジャンボタクシーで山形に出るから、一緒に行かないかと誘いをうけるが・・・・
 
 
今夜は朝日鉱泉に宿泊を予約もしている・・このまま居てても仕方がないので、取りあえず6時過ぎ出発するが、小屋の前の突風で吹き飛ばさ

れそう。思わず小屋へ帰ろうとして、イヤこんな風でジタバタしてはいけないと、気を取り直し踏ん張って、一歩一歩前で進む事数分・・樹林帯へ
 管理人さん曰く、朝日連峰は台風被害はほとんど影響が無いが、常に西風が凄い所らしく、こんな風では驚かないそうだ。幸いハイマツ帯

が多く、30センチくらいだが、足元をすくわれることは無い。西朝日岳の手前だけ、強風を耐えれば大丈夫だと言ってたが、切れていたら怖

いが、そこもだだっ広い草原だったが、だらだらと長く続く。何とか風を除け、休憩して地図を見るともう少しで西朝日に着きそう。大雨も続

きカメラを出すことすらままならない。

予定では鉱泉まで降り、朝のバスで山形まで出て、時間があるので月山の下見に行こうと思っていたが、そうかそんな時間があるなら、

朝日小屋に泊まり、午後のバスがあるはずだからそれで帰れば、夜行バスに間に合うはずとふと思いつく。なぜこんな単純なことが分から

なかったのは、朝日小屋は混むので絶対泊まりたくないと思っていたからだ。 鉱泉には連絡できないが、仕方がない。docomoなら通じるが
それにしても最初にバスで一緒だった、大阪の男性は昨日の内に朝日でテントを張り、今日、沢を小国方面に降りると言っていたが大丈夫か

な等考えていると、昨日竜門小屋で一緒だった高校生と、引率の先生6人パーティーが後からやってきて、恐ろしい風だったと言っている。

聞くと、今日は朝日小屋泊まりらしい。なんだじゃ〜一緒だと心強くなった。中岳のピークはどこと思っていたら遭難碑があり、やがて「金玉

水」の看板があり、碑の上がピークだと判明・・・高校生と先生は、小屋は水が無いかもしれないと、濁った水汲みに行っていて、私も見習う。

所が、小屋は下だと勝手に解釈して下がった所、パイプを通したきれいな水場があり、汲み直し降りようとしたら、なんと登山道がないよ〜。

元の看板に戻るとまっすぐからやがて登りになる道があった。さっきの水場が「金玉水」で、高校生の汲んだ水はただの雨水だったのだ

道理で、ちょろちょろしか出ていなかった。それにしても小屋は下に行くものだと思い込み、まさかどんどん上がっていくとは、立派な勘違い
9時半に朝日小屋に到着・・・高校生と先生にさっきの水の事を話とがっかりしていたが、この大雨、汲み直しに行く気配は全くない(平坦なら?)

管理人さんはトイレの掃除をしている(朝日連峰の小屋は皆トイレの綺麗さを競っているようだ)。泊まり客はまだ我々だけ、たまに食事をす

るために玄関先で居座る通過客がちらほら。

次の泊まり客は山形人と山形人を妻に持つイギリス人・まぁ日本語が達者だが「んだんだ」と山形訛りの日本語で分かりにくい。(昨日も会う) 

驚くことにバスで一緒だった関西人に再会。昨日はここじゃなく、狐穴小屋に泊まり、今着き(11時)、これからから沢を下るという。

「わらじの会」だと言っていたから、沢専門の会だ。「お気を付けて」と言うしかない。

ぞくぞくと到着するが、雨は勢いを納めることはなかった。雨が止んだら水を汲みにと言うイギリス人、山頂へと言う先生・・・皆さん諦めた模様

お腹が空いたが、昼食にアルファマイは多のでコパンコーヒースープ味噌汁で済ます(計算しすぎたのか、食べすぎたのか残わずかとなる)

下から来た、名古屋の夫婦連れ、静岡の単独者(山経験5年)と暇な午後をおしゃべりで過ごす。夜は水が少ないので迷ったが、昨日と一緒の

キムチマヨサラダ(ソーセージ入り)明太スパ(サラスパ)を半分に折り、ギリギリの水で硬さを見ながら10分くらい水がなくなるまで茹でる

これなら少ない水でも大丈夫・ソースで和えるので多少粘ついていても食べられる・・・ただここは何も売っておらず、もちろんビール無しです。

地元から来た人は、震災用の火を使わなくてもいい食材を持って来ている。 管理人さんは暇なのかこの男性を捕まえ管理人室で酒盛り。
 
12日朝日岳-小朝日岳-鳥原山-朝日鉱泉
マグガップヌードルコーヒーの朝食後、大朝日岳へ 朝になっても雨は止んだが、ガスの中。山形人パーティーと高校生と私がピークハント

中ツルコースでも良いが、皆さん、下山20分の日本一美味しい「銀玉水」求め小朝日コース行きます ここで朝食中の山形人パーティー↓↓
 確かに管理人さんお勧めの水美味しい・・・地図にもここの水は飲まなきゃ損と書いてある(山形人パーティーはそれ見て来た)

テルモスにも入れて持ちかえる為、ここでちらし寿司のアルファーマイを作り、持っているペットボトル全部に詰める。
 小朝日岳へはいったん灌木帯にドーンと下がり、そこからまた登り返し・・・小朝日岳が見えて来た ラッキー!!
 登り返してすぐに古寺鉱泉との分岐・・高校生はここ下山  小朝日岳では、また別の高校生が登って来ます(明日は天気良いだろう)
小朝日岳からはまたドーンと下り、先を行く夫婦連れが見える    時たまするずるとしたザレ場にお助けロープ↑↑
 途中でちらし寿司のアルファーマイを食べる(水が美味しいのか完食)が、虫が多く、ネットをかぶる 所々木道が現れる
鳥原山から振り返ると小朝日岳は薄らと見えるが大朝日岳は始終ガスの中で、その雄姿を現すことは無かった  
鳥原山湿原は広〜く時期が早かったらお花が多そうだ   途中古寺鉱泉と白滝コースへの分岐がある  
ここの看板は分かり難くく鳥原小屋と神社の方向が一緒だ   木道が長く、途中2回滑る・・・ここで怪我は禁物  
鳥原からの下山の最初はうっとおしいが、後はブナ林の癒される小路でルンルン・=*^-^*=にこっ♪ 雷にやられたのか可愛そうなブナ↑↑  
 いったん沢に降りる・・・ が、また尾根に上がりこの道どこまで行くの? 
風が両方の沢を伝ってくるのか心地よいが・・・・1000m弱が上がるでもなく下がるでもなく延々と続く・・・  
 やっと中ツルコースと合流し、弘法水で一口・食糧はほとんど無し 朝日鉱泉は高い位置にあり、吊り橋を渡ってから又最後の登り 疲〜れた 
朝日鉱泉で昨日泊まらなかった詫びを言ったら、昨日狐穴小屋からの登山客から聞いていたと言う大阪の単独者だ〜〜ありがとう

雨がひどく、時間も遅かったので沢行かなかったんだ・・・安心した・今日は飯豊に向かったんだ〜あまり無茶しないでね・皆心配してたよ
  
お風呂は一つしか沸かしておらず男性が出るのを待って入浴 夏野菜のゴマだれ蕎麦は大変美味 瓶ビールしかなく生ビールが良かったな
JR左沢(あてらさわ)の駅は綺麗な観光ビルがありお祭りのお神輿が飾られ、子供たちも暑いのかここでくつろいでいた  
JR山形駅で3時間位の待ち時間がある為、大型コインロッカーにザックを預け、居酒屋に行き、久しぶりに炙りサーモンと生ビールを陶器で頂き

大満足(ほっぺが落ちるとはこの事)  家に帰りネットで調べると、地元の山岳会が一般も山参加出来るような企画があり、是非参加しよう

又今回、縦走が出来てルートも分かったので来年・再来年と来たい・・・昨年から念入りに計画して今回来たが、それほど魅了された山だった
  
 
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11日 竜門小屋6:15-6:20竜門山(分岐)-7:38西朝日山-中岳-8:35金玉水-9:35朝日小屋 
 
12日 朝日小屋5:25-5:35大朝日山40-5:50朝日小屋55-6:18銀玉水23-7:06分岐-7:27小朝日山-8:15休憩25-8:49鳥原山(休憩)9:03-

   9:30鳥原小屋-9:32分岐-9:40休憩50-10:20沢30-11050弘法水-12:08朝日鉱泉14:30-15:15左沢16:10-17:00山形19:47- 
 
13日 8:30大阪(東梅田)   お盆ラッシュに捕まり1時間遅れ(天王山辺り)

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